このブログについて

主にネットで読んだSS・やる夫スレの感想を書いていきます。
なるべくネタバレは避ける所存。
オススメ度の目安として1~5点評価。点数が高いほど高評価。(あくまで個人的な感想です)
オススメ度やその他諸々後から変更する場合があります。
個別記事閲覧はタグやカテゴリ一覧、または目次からどうぞ。
ただタグから飛ぶと見づらいかもしれません。(仕様が分からず放置中)
基本的に記事上部の青字から各作品の纏めサイト様へ飛べます。
また、R-18や二次創作を含むので苦手な方は注意。

当ブログへのリンクなどはご自由に。
感想コメント歓迎。
他にも気づいたことや感じたことなどあればお気軽にコメントください。

基本的には不定期更新。たまにSS読みたい欲が沸き出でて定期更新します。





        

59号はVaultを飛び出した父親を探しに出かけるようです

59号はVaultを飛び出した父親を探しに出かけるようです
オススメ度:5点
連載中。
この物語はFPSゲーム Fallout 3の二次創作です
※微グロあり

前々作、前作に比べてやや明るい表現が多い傾向にあります。
また、オリジナル展開がある場合があります。予め、ご了承ください。

原作『Fallout3』のやる夫スレ作品。
リンク先の1話目冒頭にも記載がありますが前作も存在しており、そちらもfallout作品。
自分はこっちから読み始めちゃったので曖昧な表現になりますが、
各作品で世界観が共通してると思われるので枠外の雑談などで前作のオチなどがちらちら。
気になりそうな方は注意。
あと原作に沿って話が進んでいくのでネタバレ全開です。
まぁもう古いゲームなので気にする人もあまり居ないとは思いますが一応。
また、オリジナルな展開も多いので先の展開をある程度知ってても読みごたえは十分。

主人公はKakarot(AA的には悟空)オラわくわくすっぞ!
基本的には原作主人公と同じポジションでVaultという核シェルターの居住者。
悟空は父親の教えもあってFallout世界では珍しいどころか
絶滅危惧種扱いされるほどの善人。
これで弱かったら口先だけの存在になってしまうのですが
悟空のスペックは原作fallout3の主人公と大体同じスペックなので、
信念を貫き通せるほどの化け物才能の塊の超人という設定。

そんな主人公がなんやかんやタイトル通り父親を捜しに核シェルターを飛び出し
核戦争で荒廃した世界を生きていく、というお話。


原作ではちょい役だったキャラやイベントにも焦点が当てられており
良い意味でオリジナル展開が多い作品という印象。
より掘り下げられたキャラたちの言動が世界観にマッチしてる感がとても良い。
コンパニオン(仲間キャラ)がこれほど生き生きしてる作品も中々無さそう。

そして前述の通り悟空は善人。
ウェイストランドで善人なんて正気の沙汰ではない上に、
悟空は周りの人物にもそうあって欲しいと考える人物。
作中では理想主義の偽善者と言われ、レイダー(ならず者)共には襲われ...。
Vaultを出たばかりの頃は間違いなく世間もといウェイストランド知らずだった悟空が如何に成長していくのか。人として当然の悩みを抱えた超人悟空のとても『人間らしい』苦悩が見所。

現行の作品なので既プレイ視点的にも結末がどうなるか非常に楽しみな作品です。


ちょっと思ったのはレイダーと敵対した時に命は取らないけど手足ばきばきに折ったりしてる描写があるのですが、あの世界で小悪党がそんな重症折ったら遅かれ早かれ死んでそうという。
まぁ気にするだけ野暮かも。レイダーだし…。
それに銃弾一発喰らったぐらいじゃ割と皆元気だし怪我もすぐ治りますし(原作並)



        

やる夫は仲間達と冒険するようです

やる夫は仲間達と冒険するようです
オススメ度:4点
連載中。
この物語はファンタジーです!
やる夫、やらない夫、できる夫、キル夫の4人の冒険譚です!
主人公のやる夫の職業ですが「ドラゴンクエストビルダーズ」の
ビルダーという職業から取ってます 
要は素材があれば速攻で何でも作れる万能の鍛冶師みたいなものです

『やる夫は仲間達と冒険するようです』はオリジナルのやる夫スレ作品。
冒険の舞台はドラクエライクで時々モンハン的な要素も垣間見えるファンタジーな世界。
主人公のやる夫と3人の頼もしい仲間たちの冒険譚。

そんなやる夫と愉快な仲間たちですが一人一人特色があり、
やる夫はモノづくりが得意なビルダー。
他の3人は戦闘が得意な者や支援が得意な者などで作中での役割が分かれてるのが特徴。
ストーリー面でもバトル面でも4人の友情が見えて微笑ましかったり熱かったり。
主人公一人で何でもかんでも出来ます!って設定だと無双系になりやすいところなので
こういう設定も結構好きです。

1話目こそテンプレじみた流れだったり1コマに文字詰め込まれ過ぎな気がしたり
枠外の説明多い気がしたりで正直惹かれる導入って感じでは無かったのですが、
そこを超えると小気味いいテンポで進んでいくストーリーで面白かったですね。
やる夫たちのキャラクター性も相まって基本的には明るい雰囲気なのも好み。
総じてやる夫スレで王道系のファンタジー読みたいって人にオススメです。

ビルダーというかやる夫の能力がチートっぽいですが前述の通りPTものですし
物語の核みたいな感じもあるのでそこは上手く角が立たないようになってるかなと。




        

雑記

年跨いで一発目の更新がこれというのもどうかとは思いますが雑記です。
一応ブログの趣旨に掠ってるような出来事があったので・・・。

何かというと自分はSSや纏めサイト様のやる夫スレ作品を読む際のブラウザはChromeを使用してるのですが色んな作品を同時に読んでいくタイプなので複数のタブが開きっぱなし状態なのです。
常時数十タブ開いてる感じです。
まぁ当然ながらメモリは喰いますし、
どのタブを直近で利用してたか忘れちゃったりなどの問題が起きます。
それを一挙に解決してくれていたのが『the great suspender』という拡張機能だったんですが。
今日Chromeを立ち上げるともう全部のタブ消えてて、ひぇ~!と。
何があったか軽く調べるとこんなことがあったみたいですね。
しかもこの騒動(?)は去年からあったみたいですが何も気づかず今日までのほほんと利用してましたね、はい。
色んな意味で悲しみに包まれたという話でした。


ブログ更新してないだけで作品自体はぼちぼち読んでます。
何で更新してないかという話をすると(面倒という理由も無くは無いのですが)
そもそも感想を書く作品の基準とかの誰得なんだという話を長文で書き連ねることになっちゃうので割愛させて頂きます。アーメン。
でも折角ですし更新自体はまたしていきたいなとは思ってます。
思ってるだけという説もあります。
最後にコメントでの誤リンク指摘ありがとうございました。
利用してる人は実在したんだとちょっと感動しました。


        

【R-18G】遍歴流離譚【あんこ・微安価】

【R-18G】遍歴流離譚【あんこ・微安価】
オススメ度:5点
連載中。
遍歴の騎士となってこの地に流れ着き、時代に翻弄されるスレです。

『遍歴流離譚』はオリジナルのあんこ・安価スレ作品。
主人公は遍歴の騎士。
安価結果、ダイスは絶対。
エロはありません。

基本的には主人公である遍歴の騎士ニューソク卿の行動をあんこ(ダイス)で決めてそれを作者氏が上手く捌いて出来上がっていく物語を楽しむ作品。
そしてこの作品の最大の特徴となるのが周回システム。
あんこや安価の結果次第で物語がルート分岐していくわけですが、一つの物語が完結する(=エンディングを迎える)もしくは主人公が道半ばで死亡するとオープニングから再出発します。
この際主人公は過去の記憶を一切引き継がないのである意味で別人。
つまり1週目では関われなかった人物や見えなかった謎が2週目では見える・・・かもしれないというシステム。
ゲーム好きな人向けに言うならマルチエンドRPGの周回プレイ的なアレです。

ストーリー性も高く、キャラクター一人一人の濃さが物凄いことになっているのでもうあらゆるルートが見たい!という気持ちに。
進むルートによっては全く関わらないキャラも当然出てきますがその分新規キャラクターが登場するのでどのルートも本当に見てて面白いです。
当然話の展開も変わってくるのでずっと見てて飽き無さそう。

作品の舞台、シェルターランドの全貌が見える日は果たして。




        

女神転生異聞録―崩壊世界でシムシティ―

女神転生異聞録―崩壊世界でシムシティ―
オススメ度:4点
連載中。
20XX年……
退魔組織ヤタガラスは二つの勢力に割れていた

旧来の技術と体制にこだわる保守派

急激に進歩する電子機器を取り入れた改革派

ヤタガラスの構成員……
その一人の男から物語は始まる

原作『女神転生』のやる夫スレ作品。R-18。
舞台は現代日本。
主人公は表の顔は普通の男子高校生、裏の顔はヤタガラス構成員のやる夫。
所属する組織ヤタガラスの過去最大の腐敗。
実力はあるもののとある事情からヤタガラスから冷遇を受けるやる夫。
そんなやる夫を取り巻く激動のメガテン的世界を描いた作品。

『女神転生異聞録―崩壊(しそうな)世界でシムシティ(の予定)―』
タイトルが目に留まって読み始めたものの世界崩壊もしてないしシムシティ要素もなーい!
とちょっとだけ驚きました。
シムシティというよりは組織内外のいざこざ、政治的な話が主。
R-18要素もかなり多め。

話が動いてる時は滅茶苦茶面白いです。
じゃあ話が動かない時があるのかというとエロが多いんですねエロが。
やる夫が魔性の者だとしてもそうはならんやろというような流れで当然のようにR-18展開に。
縁を結ぶは女性が多く、エログロダークときメモと言った具合。
感謝と言わんばかりの毎話エロAAもありますし作者氏の原動力が垣間見えますね!

あとは久しぶりに登場したキャラクターのキャラ何か変わってない?とか、
伏線らしき設定吹っ飛んでない?とか、
一気読みしたら一部感じましたがそこら辺ひっくるめても面白い。
何でこんなに面白いんだろう。
世界観構築やキャラの動かし方が凄いというか何かこう・・・凄い・・・。
自分の言語力も凄い・・・。

果たして世界は崩壊するのか、シムシティはあるのか。


最近SSばっかで久しぶりにやる夫スレ読んだけどやっぱり全然違った面白さあって素晴らしみ。





        

リビルドワールド

リビルドワールド
オススメ度:5点
連載中。
 命賭けで足を踏み入れた旧世界の遺跡で、少年は全裸でたたずむ奇妙な美女と出会った。
 スラム街から這い上がるためにハンターとなった少年の名はアキラ。アキラにしか見えない非現実的な美貌と、誰にも触れられない魅惑的な肉体を持つ、得体の知れない美女の名はアルファ。
 アルファは真意など欠片も見せない微笑みでアキラに依頼を持ちかけて、アキラはハンターとして成り上がるためにその依頼を引き受けた。
 2人の契約が成立したその時から、アキラとアルファの数奇なハンター稼業が始まった。

 科学文明崩壊後再構築世界
 少年ハンターと奇妙な美女の東部ハンター稼業録

オリジナルもの。
主人公はスラム街出身の少年アキラ。
文明崩壊後の世界で繰り広げられる数奇なコンビの冒険劇。

「身体から銃が生えた犬」や「ポリタンクに足が生えた機械」が荒野を闊歩しているという有名どころで言えばメタルマックスのような近未来ライクな世界観の作品。
個人的にはめっっちゃ刺さりましたね。もうあらゆる要素が好き。
「崩壊した旧世界の遺跡の探索光景」や「銃撃戦」や「強化外骨格」や「自動人形」や「歩行戦車」や「成り上がり」...ネタバレを避ける範囲でも挙げるとキリが無いぐらいです。
ここまで書いた単語に一つでもピンと来た人には間違いなくオススメな作品。

主人公について触れるとスラム街出身でほぼ裸一貫からの成り上がり。
勿論戦闘技術もハンター技能も0。ついでにかなりの捻くれ者。あと短気
主人公アキラは物語開始時点では、あらすじにも登場しているアルファのサポート無しでは犬に負けるぐらいの弱さ。逆にサポートを受けると見違えるような強さに。
イメージとしてはヒカルの碁のヒカルと佐為みたいな関係かなぁ。人間性はともかく
つまり安易な最強ものではないのですが限定的な条件下では非常に緻密で爽快感のある戦闘描写も見られます。

こんなに自分好みの設定の小説があったのかと読んでる最中唸ってたほどのそれでした。
3年以上見逃してて悲しいやら、纏めて読めて嬉しいやら。
散々述べたように設定の良さもさることながら文章力も非常に高いので世界観があまりピンと来なかった人にもオススメです。

強いて難点を上げるなら新しい設定や作中での理屈が割とぽんぽん飛び出すので「あぁそうなんだ」ぐらいのノリで読まないとついていけないかもしれません。理由づけに納得出来るものも勿論ありますが正直えぇ~?ってなっちゃう部分も。
あと主人公のキャラ付けも中々尖り気味。バチバチしてます。
まぁ面白いからヨシ!

最後にリンク先の説明文にも書かれていますが別サイトのカクヨムにて、
空行有り版句点改行版も掲載されています。凄い。
ちなみに自分は文字サイズ小設定の空行有り版が読みやすかったです。